二十七日目

 4月の中頃から再開して約一か月半、やっと二十七回目となりました。今日を含めてあと4回ほどまとめればちょうど一か月分ほどになります。前にも言いましたがその先は続けるのか止めるのかを決めていません。ある意味では今回再開した目的は達成されたと思っているのです。オリンピックの中止を確認するまでは続けてもいいかとも考えますが、東京都は代々木の森の剪定をしてまでPV会場を設置するらしいし、ぼったくり男爵もやる気らしいしから、満身創痍、感染地獄の“世紀のオリンピック”が強行されるのかと思っていたら、朝日新聞デジタル版で“五輪中止を求める”社説が出ました。ちょっと驚きで、オリンピックの大スポンサーとも言うべき大新聞が開催中止を言いだしたのですから、これは潮目が変わるかと期待しています。

 私の住んでいる三多摩自治体では武蔵野市の市長が開催に懸念を表明していますし、三多摩各市の市議会議員が連名で知事あてに開催中止の要請書も提出しました。このような動きはかつて無かったことであり、コロナ禍でのオリンピック開催強行が、五輪憲章に背くと同時に市民の生活と健康を阻害するものとなってしまう、多くの人たちがそのように思い始めている証ではないでしょうか。

 政府の丸川オリンピック担当大臣は、開催中止にかかる損失補填は開催契約の中で東京都が負担とするとなっていると、聞かれてもないことを記者会見で言ったそうです。その真意は測りかねますが、責任はすべて東京都にあるとけん制したのでしょうか。ひょっとして責任のなすり合いがすでに始まっているのでしょうかねえ。だとしたら大変興味深いのですが。