陸上自衛隊の新エンブレム

陸上自衛隊が新エンブレムを発表してから、あちこちで驚きとも嘲笑とも思えるような意見が出ています。
まず驚いたのは日本刀をぶっ違いにしたデザインです。あれは少しひどすぎる意匠で、まるで子供がふざけてやったような、およそ理性ある者の発想とは考えられないデザインです。誰があれを採用したのか知りませんが、どう考えても正気の沙汰とは思えません。抜き身のぶっ違いならともかく、鞘と抜き身のぶっ違いと言うのは意匠としてもあまりに“独創的”すぎて笑えてしまいます。それにしてもなぜ今どき“日本刀”なんですかねえ、まったく理解に苦しむエンブレムです。
しかし、よくよく考えてみるとあのデザインを採用したエライさん達の、言ってみれば頭の中が透けて見えるデザインでもある訳で、そう考えてみるとアナクロニズムの亡霊達が、いまだあの組織には巣くっている現状が垣間見えるとも言える、大変メッセージ性の強いエンブレムとも思えるのです。“軍刀”と銃剣で武装した“帝国軍隊”を新安保法制の下で復活させる、その意気込みを示した新エンブレムとも考えられるとしたら、こりゃあ、やばいですよ、冗談じゃなくて。


怪しい影が・・・