95日の会期延長

まったく、負けそうになると勝手に土俵を拡げる、えげつない横綱という自民・公明両党ですが、もともと国会の会期は多数派の横暴を抑制するための意味もあり、会期を延長する場合も必要最小限の期間延長にするのが常道です。今回の95日という延長幅はかつてない長さであり、とにかく何が何でも法案を通すという“強行採決”となんら変わらない会期延長です。
昨日の衆院でも、内閣法制局長官経験者2名がともに今回の安保法制案について、「違憲」もしくは従来の政府見解からの逸脱との意見陳述をしました。自民推薦の参考人が“憲法に違反する法案ではない”と今さらながらに力説するのが、取ってつけたように白々しく感じられる状況に、政府与党は一向に気がついていないようであり、有権者無視の悪あがきをしているとしか思えません。内閣支持率が急落したのも当然のことです。
それに公明党も看板の“平和”が泣こうというものです。自民党の尻馬に乗って与党ボケしてしまったとしか考えられません。「新安保法制案」は廃案として国会は閉幕すべきです。なにが十分な議論だよ、ロクな答弁も出来ない内閣が・・・。

見下げ果てたこと・・・