相も変わらない議員の低俗性

都議会本会議でのセクハラ野次は、議員一般の品格の無さと無教養さが改めて露呈した事件ですが、これは今に始まったことではないので特段驚くには値しない、という驚くべき事実を見せつけられた思いです。
ある市議会本会議の傍聴に行ったときに、その議場での議員たちの傍若無人ぶりに呆れかえった記憶があります。野次だけならまだしも、発言中に歩き回るもの、隣の議員とお喋りに夢中なものと、さながら「学級破壊」のクラス参観のようだったのです。「選良」と呼ばれるにはあまりにかけ離れた人たちの集団、そんな感想を持った傍聴でした。それ以来議会には行ったことはありませんが、TVや新聞などで国会の様子が報道されるたびに、なんであんな連中に高い税金を使わなければならないのか、不快を通り越して怒りさえ覚えます。
今回のことは野次を発した議員個人だけの問題ではなく、議会そのものが抱えている後進性を表わしたものと言え、ひいてはそのような議員を選出する選挙民の後進性がもたらしたものでもあると言えるでしょう。本来であれば、議長はあのような差別的野次が発せられた直後に野次発言の本人責任を追及すべきであり、議会として議員の問責をすべきです。また舛添知事は“聞いてなかった”かのような発言をしているようですが、議場の中心にいてそんなはずはなく、普段から「女性重視」を口にしているのですからきちんとしたコメントを発するべきです。ある議員によれば知事も笑っていたとの情報もあり、そう言えば野次ったらしい議員の所属政党の支援を受けていた知事だったと、やはり同じ穴のムジナなんだと思わざるを得ない有様です。
こういった問題を曖昧にせず徹底的に追及して、野次発言議員を明らかにし謝罪させるべきです。それが議会の品格を保つ第一歩です。

日曜に出番何て、でも私も女だからムカつくのです。