体育の日

記録的に暑い9月が終わって、10月になればいくらなんでも涼しくなるだろうと、けれどそんな期待は見事はずれて、10月になっても秋らしい日はなかなかやって来てはくれないし、だから紅葉も遅れている今日この頃です。しかし10月半ばともなれば、秋さんとしてもそろそろ“俺だってやるときはやるもんね”と気合を見せてくれるはずと、止まない雨がないなら、変わらない季節もないのだから期待しましょう、ね、山ちゃん、などと意味もなく誰もいない窓の外に向かって呼びかけるのでした。しかしこのまま行くとやたら暑い冬がやってきたりして、東南海トラフがずれるわ、首都圏直下型は来るわで、もう収拾のつかない事態が待っていたりするこの冬なんてことになりはしないか、そんな恐怖のよぎる一寸先は闇の日々を、私たちは何の憂いもない太平楽で過ごしているのではないだろかなどと、例によって暇なもんで思いを巡らす午後2時10分なのです。
いや、ほんとに今年はいつになったら夏物をしまったらよいのか、困ってしまうほどの陽気が続いています。異常に高いこの国周辺の海水温がこの陽気を支えているらしいのです。例年であればやってきた秋雨前線、秋霖も、今年は目立った動きがなく、このまま秋本番に突入するのかどうか、私が気を揉んだところで何の役にも立たないのは分かっていますが、10月も半ばの週にすでに入ってしまったものですから、ほれ、紅葉の山はどのあたりがなどと気がかりでならないのです。まったくいつ地震が来るとも知れないご時世なのに、いい気なものと呆れてしまいますよね我ながら。でも明日(8日)は体育の日だから体を使うことを考えるのはタイムリーでもあると、しかしよく考えてみると、確か体育の日は10月10日だったはずで、あれは晴れの特異日が基準となって決まった休日ではなかったかしらん、などと思いをいたしているのです。いつから8日が特異日となったのでしょう。毎日が日曜日の私にとってはどうでもよいことではありますが。
 
 嫌味な言い方ね