マイッタナア 書くことが思いつかない・・・

また今日も何を書いて良いのか、頭空っぽなのです。今読んでいる“「東京電力」研究 排除の系譜”というルポルタージュについての感想でもと思いましたが、これがまたとんでもなくエライ本で、ルポ作家というのは足と頭をフルに使う商売らしく、「東京電力」という会社を軸にした戦後史を読んでいるようなものです。ですから簡単に“・・・というような感想でした”とはいかないのです。この本は福島原発事故を踏まえて書かれたものですから、その原因究明に関わるルポと言うことになるのですが、あえて原因云々ではなく「東電」の戦後社会の中での役割や、木川田一隆(元社長)など「東電」歴代トップの果たした功罪などを検証することで、今回の事故の本質に迫ろうとする内容となっているのです。この本を読むと私達(一般人)の知らない世界が、思いもつかない世界が山のようにあって、私も含めてヒエラルキーの底辺部に住む大多数の者は、殆どの情報とは隔離された社会に生活していると、改めて思わざるを得ませんでした。社会の中枢部にいる、あるいは歴史の「本流」に位置している限られた層とその他大勢の層とのギャップは、信じられないほどの深さがあるようです。
だからという訳でもないのですが、なんか、こう馬鹿馬鹿しくなったというか、こりゃ何を書いても駄目だわと・・・。
 
 私は本流