言っても詮無いことながら

いよいよ原発の再稼働も決まり、訳の分からない国会での3党合意とやらで消費税率が引き上げられそうだし、東京電力は当たり前のような顔して料金の値上げを言ってくるしで、誠に結構な国の為さり様にはあいた口が開きっぱなしの今日この頃です。
そうです、言っても詮無いことなのです。狭い道路に電柱が乱立して蜘蛛の巣のような電線が空を覆っても、後ろに車がずーっと繋がっても平気の平左で右折する無神経も、木造3階建ての密集住宅を大枚出して買う無教養も、罠を仕掛ける警察の汚い交通取り締まりも、地震も災害も考慮に入れない都市政策も、みんなみんな言っても詮無いことなのです。
少子化は適正人口への道であり、高齢化社会尊厳死安楽死を確立させるだろうし、予防医療は国の医療費圧縮に有効であり、全勤労者を対象とした社会保険制度は年金医療の切り札となり、電線、送電線の地下埋設は災害と内需喚起に画期的効果が期待できるし、高速道路や事務所ビル、集合住宅屋上へのソーラーパネル設置は有力な発電事業だし、なんてことは言っても詮無いことなのです。
けれども、いまは梅雨だからくさくさするし、じめじめでむしむしだから、詮無いことを詮無いと知りながら詮無い言葉で書き連ねてしまうのです。
 
 言っても詮無いことだけど 若さは罪ね