太陽の黒点

 新聞に太陽で巨大な黒点が出現していると出ていました。早速1メートルほどのピンホール望遠鏡を作り太陽が出るのを待ちましたがこのところ顔を見せません、今日あたりは見せてくれるでしょうか。新聞記事によると地球ほどの大きさの黒点が三つほど確認出来るようです。写真ではかなり鮮明に映っていましたが、ピンホール望遠鏡では見えるかどうか、楽しみです。それにしても太陽はでかいもので、地球ほども大きいという黒点も、文字通り点のようにしか見えません。光の速さで約8分かかる距離にあるこの恒星は、想像を絶する規模とスケールを持っているのです。この黒点の活動が地球にいろんな影響を与えるというのですから、私達の生殺与奪なんて宇宙規模でみると危ういものです。
 黒点とは違いますが、同じ黒がつくもので「暗黒物質」、「暗黒エネルギー」などと言われるものが、最近の宇宙科学の世界を賑わしています。一説によれば宇宙のほとんどはそれらで構成されていると言います。つまり目に見える物質はほんの僅かで、ほとんどが目には見えない、なんだかよく分からないものが満ち溢れているというのです。研究している人達がよく分からいものと言っているのですから、私達に分かろうはずもないのですが、科学が進むと分からないことが増えてくるというのは、よく分からないことでもあります。
 そう言えば黒点の出現も予測が難しく、なぜ出来るのかさえもよく分かっていないようです。太陽表面の温度の低い部分が黒点となって観測されるようですが、大変強い磁場を持っていて、地球にまでその影響が届くというのですから、きっととんでもないエネルギーがあるのでしょう。温度が低いのに何でエネルギーが高いのか、よく分からないことばかりです。
PS  ピンホール望遠鏡での黒点観測は失敗に終わりました。

ダークサイド・・・