IQ84

IQ84(アイキュウハチジュウヨン)ではなく、1Q84(イチキュウハチヨン)なのですねあの本は。すでに№3まで出ているようでやたらと売れているらしく、私などはてっきり知能指数の話かと思い、村上さんもいよいよ大江の健さんのように障害問題を扱う作家となったと勘違いしたものです。しかし私は未だにその本は買ってもいないし読んでもいません。だからどんな内容の本なのか知らないのです。そこで身近の誰かが読んでないかと聞いてみたのですが、これが誰も読んでないのです。あの大ベストセラーとなっているらしい本を、私の身近な人間は誰も読んでいないのです。全く信じられないことなのです。あれは本当にそんなに売れているのですか。出版社の苦し紛れのやらせに乗せられているのではないのですか、などと勘繰ってしまいたくなってしまうほど私の周りはスルーしています。そこでブックオフなどへ行き、もう平積みになって100円くらいで売りに出ているかとのぞいてみたのです。ところが見つからなかったのです100円コーナーには。だって新刊がいくらなのかも知らないけど、100円以上で買う気はしないもんね村上さんの本は。そうじゃないのでしょうか。
実は村上さんの本は図書館から借りて読むだけで買ったことが無いのです。あの赤い表紙の本を始め、何冊か読みました。けれど買ってまで読むほどに気持は動かされず、せいぜい借りて読むのにちょうどいいぐらいの読みやすさで、あまり記憶に残らない印象でした。ですから、予約で100万部売れたとか聞くとつい眉に唾を塗って聞いてしまうのです。村上さんの本は、と言ってもこの頃ではあまり読んで無い(「海辺のカフカ」辺りからは読んでない)のでえらそうには言えないけど、かなり荒唐無稽で現実的でないことがホイホイ起きて、まあ小説は作り話なので仕方ないのですが、それが面白いと言う人にとっては楽しい読み物となるのでしょう、読みやすいことは事実ですから。けれどSFと言うジャンルではないようにも思えるし、もう少しどうにかならないのでしょうか、などとつい愚痴が出てしまうのです。
100円コーナーに出始めたら買って読んでみます、IQ84程度の私としては。