画のような千畳敷カール

予定の時間よりかなり早めの午前8時前には駒ヶ根インターを出た私たちは、臨時増発されたバス・ロープウェイを乗り継いで9時少し前には千畳敷に着いた。
東京を出た時には小雨さえ落ちてくる天候であったので、好天は期待できないかも知れないと思いつつ中央道を走ってきたのだった。岡谷ジャンクションを過ぎたころより空が明るくなり、ロープウェイ乗り場では青空さえ見えてきた。ガスを抜けて降り立った千畳敷カールは、まさに“画にかいた”ような青空と輝くばかりの色の饗宴だった。
などと気取って書きたくなるような中央アルプス剣岳のカールでした。雲がやや多いこともあって遠望は利かず、南アルプスや噴煙を上げているはずの御嶽山は見えませんでしたが、ここ千畳敷はお隣の噴火騒ぎも何処へやら、老若男女で大賑わいでした。

錦秋の千畳敷カール