大寒

今日は大寒。ここ数日間はまさに大寒となっていて暦通り、暖冬の話は何処に行ったと思うばかりですが、公園の豆桜の木?の枝が何本も雪で折れていて、重い雪であったのだと改めて思います。あの程度の雪で折れてしまうようではとても風雪には耐えられない、などと自分のことは棚に上げて軟な木を憐れんでしまいました。しばらくこの寒さは続くらしく、冬ですから当たり前のことですが北風の冷たさに、思わず首をすくめて背中を丸めそうになりました。
スキーバスの事故で大学生が15人も亡くなり、“格安”バスの怖さがまた明るみに出ましたが、折から廃棄食品の横流しが明るみに出て、廃棄されるべき商品が市場に出回るという事態が生じています。“格安”の2文字につられる消費者を“食い物”にするという悪質な業者だけの問題でなく、労働環境や流通業界の基本的な姿勢にも多くの原因があると思われます。事が起きてからバタバタと騒ぐ監督官庁の姿勢もそうですし、消費者たる私たちの見識も問われていると思います。“安さ”を追求することの危うさと、その“安さ”の奥にある実態にも目を向けることが大切なようです。
寒いのは気候ばかりではないと思い知らされた気がします。

日向で昼寝が冬の一番