知名度だけが尺度なのか

下馬評通りの参議院選挙が終わり、「改憲」勢力と言われる議席数が参院でも3分の2に達して、いよいよ憲法を改定する具体的な日程が始まりそうとなりました。もちろん国会での発議以降に国民投票という手順を踏むのですから、そう簡単には「改憲」勢力の思惑通りに行くこともないでしょうが、下準備ができたことは間違いなく不安な毎日が始まりました。
これらを受けて元ニュースキャスターが都知事選立候補を決意し、野党4党がこれを推薦・応援するという事態となっています。すでに立候補を表明していた元日弁連会長の宇都宮さんは、この事態を「知名度優先の候補者選び」と批判していますが、今日中に自らの態度を決めると報道されています。明日の公示日を前に参議院選での与党勝利がどのような影響を都知事選に及ぼすのか、候補者の出方も含めて気になるのですが、「知名度」が都知事の必須要件でもあるまいし、何とも現在の政治状況を反映したような都知事選挙となりそうです。私は宇都宮さんが都知事候補に適任と思いますが、すでに合意した野党4党の決定が変わりそうにはなく、後味の良くない公示日前日です。


まいったなあ