ガモフを読む

ジョージ・ガモフと言う名前はあまりに有名だが、その著書を読んだことは今までなかった。大体がどんな研究をした人なのかさえあまり知らないのだからご縁はなかったのだ。
科学についての解りやすい本を残しているというので、「ガモフコレクション 全4巻」というのを買い求め読み始めた。
何が解りやすいのか、私は騙されたような思いで本をめくっている。この「ガモフコレクション」という本は、「ガモフ全集」の抜粋のようなものであるから、読みやすく一般向けとして刊行されたらしい。しかし中身は科学全般にわたっているようであり、ガモフ先生の本職である物理のほかに生化学、細胞学、分子生物学に始まり、天文、数学、地学・・・とまあカバーする分野が広くて、ついて行くことはもちろん出来ず、これではいつになったら読み終えるのか見当のつかない羽目に陥っている。
しかし、「読書百遍、ウンタラカンタラ・・・」という諺もあることだし、買ってしまったのだから返すわけにもいかず、一日数ページだけでも、解っても解らなくても読むしかないと、何やら読むこと自体が目的化した読書が続いている。全部読み終えるころにはガモフの片鱗ぐらいは理解できるのだろうか。


ははは・・、まあ無理ね