またまた重力波

なにかアメリカで重力波の検出に成功したとか騒いでおります。言い出しっぺのアインシュタインさんでさえもその存在を疑問視していた重力波。いまでは存在そのものは確実視されていますが、それを確認されたことがないものだから研究者にとっては「最後のフロンティア」とも言うべき対象となっている、いた?のです。
昨年の11月にも重力波についてこの場で訳の分からないことを書いているのですが、今回の発表は昨年の9月に検出されたデータということですから、私がグダグダ書いていた時にはすでに重力波はその姿を現していたのであり、発表によれば19億年前のブラックホールの衝突か何かによる重力波ということなので、“時間差”のなせる業といいますか、知らぬは仏ばかりといいますか、どのみち素人には手が出せない分野なので早いところ誰かが分かりやすく説明してくれないかと、今から心して待っております。
重力がどのようにして伝わるのかという問題は、おそらくこの重力波を解明することで説明がつくようになると思うのですが、空間のゆがみと伝わる速度(光速)との関係や、そもそも重力はどのようにして生まれるのか、なんていうことが明らかになる時代も近いうちに来るかも知れません。
ニュートン万有引力という概念を明らかにしてから300年以上の時が経過していますが、私たちがこの宇宙に存在できる根本的な背景の一端を垣間見ることができる、そんな期待を抱かせてくれるニュースであることは事実のようです。

昇る満月(御嶽山