霧氷(雨氷)の三頭山

久しぶりに冬の三頭山に行きました。暖冬の予測をあざ笑うかのような積雪の三頭山でした。登山のほうは取つく峠を間違え一つ下のほうから登り、天候も優れず展望も期待できそうになかったので、山頂はスルーして早めに下山したのです。しかし、その途中に太陽が差してきて霧氷の一種の雨氷が、まるでシャンデリアのように輝き始めました。私もこのような光景は初めて目にしました。先日長野の温泉に通じる道をふさいだ倒木は、この雨氷の仕業ということですが、太陽に輝く氷の枝はまるで花が咲いたようでもあり、宝石のシャンデリアとも言える豪華さで、赤や黄、青に光る氷の輝きは素晴らしいものでした。残念ながら写真でその色までは写し取ることができませんでしたが、桜が咲いたような景色は冬であることを忘れさせるに充分でした。どこぞでやっている、夜中に水をぶん撒いて凍らせるのとは一味も二味も違う自然の芸術の妙と言えるでしょう。

氷のシャンデリア

氷の華