大混乱

昨日は朝から雪の影響で電車が大混乱だったようで、駅に人があふれる映像をTVでは流していました。たった5センチ程度の雪でなぜ?と思いますが、どうやら国交省あたりが“間引き運転”を奨励しているとかで、その結果京王電鉄などではピーク時の2〜3割程度の運行の時間帯もあって、「三茶」駅辺りの光景が出現したようです。中央線の国分寺駅でも駅構内から人があふれたと言いますから、各地の駅でも同じようなものだったのでしょう。
私の勤めていたころにも大雪の日はあり、代々木公園で“クロカンスキー”をしたこともあるくらいですが、こんな大混乱になった記憶はありません。理由はいくつかあるのでしょうが、以前と比べて長距離からの相互乗り入れ電車が増えたこともかなり影響しているのではと思います。一極集中の解消が叫ばれて久しくなりますが、いっこうにその状態に改善は見られません。むしろ電車の相互乗り入れなどによりその集中ぶりは一層激しくなっているとも思われ、そんなこんなでの大混乱となっているのではないでしょうか。
それと、あのように“立ちんぼ”をしてまで勤めに向かうことに専念せずとも、喫茶店で時間をつぶすとか休暇をとるとかすることが、選択肢として認められる寛容さがあってもよいのではと思います。私などは交通ニュースで遅れや運休のテロップが出ると“シメタ”と思ったものです。なんせ大っぴらに遅刻や休みが取れる理由が出来たのだし、まあゆっくりしてから行けばよいと“タナボタ”気分でした。
何か世の中が狭くなっているような、生きずらくなっているような風景をあの行列に感じました。

このようにして暮らせば・・・