パクる

今年のパクリ大賞は何と言ってもオリンピックエンブレムが筆頭であろうと思われます。実際に“パクった”のか単なる類似性の範囲内なのか、闇の中で何とも言えないのでしょうが、話題性には事欠きませんでした。その後あのデザイナーはどうなったのか或いはこれからどうなるのか興味が残りますが、来年になれば忘れ去られるでしょう。
それよりもとんでもない事態は、オリンピックにかかる経費が当初予定の6倍にも膨れ上げっているとのことです。総額では1兆6千億円とか何とか言われています。どうも招致時の予定経費がだいぶサバ読みだったらしく、競技場と言いエンブレムと言い、不明朗、不透明、不見識の「東京オリンピック」となりそうです。当然収入だけでは賄いきれないので税金の投入が必要とされ、「軽減税率」同様に“そんな財源どこにあるのよ”と “もう止めてしまえ”とも思うのですが、「ボルサリーノ」の大臣もマスコミも沈黙しています。まったく誰の懐を当てにしているのか、オリンピック関係者は無責任極まりないと腹立たしい限りです。
そこで腹立ちまぎれに私もパクリを一つ二つ。

百人一首風に
足引いて 山々の尾根ひた歩く 陽だまりの中 独り立つかも
あまつ風 雲のかけらを吹き飛ばせ 槍穂の姿しばし眺めん
秋すぎて 冬きたるらし白妙の 衣まとうか 峰の肩方

マザーグース風に
誰が俺を起こすのか
   私よ 猫が言いました 私の夜食の時間なのよ
誰がそれを出すのか
   貴方よ 猫が言いました 貴方は私の食事係よ
誰がそれを決めたのだ
   貴方よ 猫がまたまた言いました 貴方が自分から言い出したのよ
そうだ 俺が言ったのだ 俺が好きでやっているんだ
   お前のご機嫌をとっているのだ
ラララ  ラララララララン ラララ ラララ ララララン

PS 明日から23日まで休みます。

で、まあおまけ。 徒然草風に(改訂版)
つれづれなるままにその日暮らし こころに浮かぶ善し無しことを
そこいらに書きなぐれば あやしうほどに 物欲しけれ

何もいらない