ニキ・ド・サンファル展を観る

新国立美術館で開催中の「ニキ・ド・サンファル展」に行ってきました。ニキに特別の興味を持っているという訳ではないのですが、タダ券が手に入ったので出かけたという次第です。会場は比較的空いていてゆっくりと観られました。コラージュとシルクスクリーン、ドローイングのほか、立体像とでも言うのでしょうか、私がニキの名を知るきっかけとなったオブジェが数多く展示されていました。
初期の作品と思われるコラージュはあまり頂けませんが、後半のオブジェやドローイングは彼女のポップな色彩感覚を十分に堪能できるものとなっています。とにかく“やったもん勝ち”という印象を受けました。この手の作品は、ど派手、大きさ、独創性、何でもあり、というジャンルですから、強烈なインパクトを観るものに与えることが出来るかどうかがカギとなります。“元モデルの美人の作品”だけではない、かなりのスタミナとセンスを感じました。お金があったら小さなオブジェの一つぐらいは部屋の隅に置いてみたい、そんなことを考えました。きっとオブジェの置かれた周辺がパーと華やぐと思います。

ニキってだーれ