エライこととなってきました

私はもともとオリンピックなんて止めちまえと思っている人間ですから、エンブレムが盗作だろうがパクリだろうが気にしていません。ただ今回の騒動も新国立競技場の騒動も、責任を取るべき人たちが知らん顔で、むしろ責任を転嫁してやり過ごしていることがやけに目立ちます。エンブレムについては“デザインした原作者が取り下げた”、“国民の理解が得られない”などと武藤事務総長がシャーシャーと言っており、“お前たちの責任はないのかよ”と記者会見場に居れば怒鳴ってやりたいような居直り発言に終始していました。新国立競技場も同様な責任者不在のままに幕引きに終始し、誰も責任を取らず次の計画に走り出しています。
考えてみれば、これら一連の不始末の根っこには圧倒的多数の与党を背景としての奢り弛みがあり、それらに後押しされたオリンピック関係の責任者たちのズサンな計画及び運営に原因があると思われるのです。なんと言っても圧倒的多数の与党の長たる総理も、失言、暴言をし放題という有様で、尚且つ全く責任を取らないという、呆れた常態の方ですから子分たちも責任をとることなど考えもしないのでしょう。
このままゴタゴタがさらに拡大して、オリンピック開催そのものに点滅信号がつくようになれば面白いと考えたりもします。なんと言っても今はオリンピックなどにお金をかけている場合ではないのです。巨額の財政赤字、巨大地震対策などなど山積した課題はほったらかし状態で、まったくのところ政治家も私たちも太平楽のお湯の中にいると言ってよいでしょう。安保法制が最優先事項などとはチャンチャラおかしく、まあ行き着くところまで行かないと駄目なのかもしれません。アメリカの後方支援したところで大地震はよけてくれないし、生活はよくなりません。新国立競技場、エンブレムに続き、新安保法案も白紙にもどして出直すことが肝要と思います。

そうね それが一番