自民党総裁選が間近のようですが、安倍首相の総裁無投票再選が確実と報道されています。新聞や週刊誌での首相評価は決して高いものとは言えず、党内の長老と言われる人たちからも度々苦言を呈されるにも拘らず、総裁選挙での対抗馬は今のところ出ていないようです。
無投票での再選となれば、安倍首相の丸ごと信任という結果となり、アベノミクスはじめ新安保法制や重要機密保護法など、多くの国民が疑問視や反対を表明している政策を全面肯定して世論には背を向けることを、改めて自民党として表明するのですが、大した自信というか、私たちをナメくさっているというか、いよいよ自民党も末期的症状を露呈してきたと思わせます。
まあ仮に対抗馬が出てきても今までの政策に反旗を翻すほどの、あるいは安倍首相を正面切って批判するようなことにはならないでしょうから、正直言って無投票だろうがなんだろうが期待はしていないのです。しかし、自民党内の“リベラル”と言われる人たちがどのような気持ちでいるのか、多くの元官僚と実務経験者を抱えた政党が右傾化（河野 洋平元総裁によれば右翼化）を加速する危険性に、全く無力化している自分たちの立ち位置をどうのように考えるのか、思わなくはありません。
自民党の総裁がどのように決まろうと、原発の再稼働は進められ新安保法制は強行される状況が変わることはないでしょう。参議院での法案審議が新安保法制にブレーキをかけられるよう世論の高揚に期待するか、それがだめなら次期選挙で自民党を敗退させるかしなければ、この国の平和と民主主義は危うい状況になることだけは確かなようです。
私関係ないし・・・
