猛暑

今年の夏は冷夏になるかも・・・なんて言っていた予報士もいましたが、今週の梅雨明け宣言以来猛暑が続いています。先週の始めから梅雨前線は消えていましたから、すでにその頃から梅雨は終わっていたとも言える訳で、先週後半の雨は台風によるものですから、やはり遡って梅雨明けを宣言したほうが正しい気象判断と思えるのですが、気象庁というお役所はなかなかそう言わないのです。まあ今年の梅雨明けは遅くなりそうだ、なんて言っていた経緯もあるので1週間以上も早く梅雨が明けたら、面子も何もなくなってしまうという思いがあったのでしょうか。このあたりは政治家さんを見習ったほうが良いです。あの人たちは前言などを気にしません。
ともあれ、気候の激しさはここ数年メザマシク、東京でも35度以上の「猛暑日」が連日となっても珍しくありません。このままいくと2020年のオリンピックは熱中症対策のため夜間のみの開催となりそうな気がします。もしくは競技会場にはすべて空調設備が必要となって、これまた大きな予算がかかり結局のところ大会実施困難といった問題が急浮上する、そんな局面もあるかも知れません。もともとスポーツは気候の良い爽やかな時季に行うものであり、高温・高湿度の真夏にやるものではありません。そんなことをするのは頭の悪い野球バカの高校生だけです。オリンピックは理性ある大人の競技会ですから夏の糞暑い時季は避けると思っていたら、2020年の東京大会は7月の後半から8月の前半の一年で一番暑い時季に実施されるというのですから、高校野球といい勝負の馬鹿っぷりです。
IOCもFIFA同様にお金にアザトイ連中の巣でしょうから、TV中継料とかいろいろあって真夏の糞暑い時季の開催となったようですが、猛暑がそういったモロモロの思惑を全てぶちのめしてくれることを期待して、暑さを乗り切ろうと気を取り直す温度計が36度を超えた午後3時なのです。

猛暑の夏は天井の楽園に