時よ止まれ、お前は・・・

ここ二日間ばかりは梅雨の晴れ間で、比較的からりとした気持ちの良い日が続きました。今年は太平洋高気圧がやや弱く、梅雨明けも遅くなりそうとの予報も出ていますから、暑い夏の期間が少し短くなるかも知れません。
夏至が過ぎるとすでにこの年の半分は終わった、と速すぎる時間の流れに驚くのですが、地球が太陽の周りを半分回っただけのことですから、のんびりしたものと言えば言えなくもないのです。要するに立ち位置によって感じ方は様々であるという、じつにこのどうでも良い話にだんだんなって行く予感もしますが、世間は慌ただしく、前日とは打って変わった対応を迫られるという豹変ぶりをしている自民党などは、さしずめ“時よ止まるな、早く進め、そしてみんな忘れろ”と念じながら駈けずり回っているのでしょう。
新国立競技場建設案も「新安保法制」案も、本来の理念や目的を蔑にして“思惑”だけで突っ走ろうとするところがよく似ています。その道の専門家が異を唱え反対を表明しているところも酷似しています。いまこそ“時よ止まれ”と高らかに叫び、じっくりと立ち止まり考え直す時です。両案とも白紙にして出直すのが自民党にとっても安倍内閣にとっても最良の策と考えるのですが、私が言っても説得力ないかしらん。

お前は美しい・・・。