展望の雪山ハイク

先週の金曜日、奥多摩から塩山に抜ける柳沢峠の駐車場まで車で行き、そこから1時間少し登った“ハンゼノ頭”という頂まで雪道を歩いてきました。
思ったより雪が多く、峠の駐車場からすでに雪の上を歩くこととなりました。柳沢の頭まで登ると稜線で、その辺りでは20センチほどの積雪がありました。風も無く気温は低かったのですが、絵にかいたようなピーカンのなか稜線伝いにハンゼノ頭まで雪道をたどりました。頂は360度の展望で、富士山の美しい姿と眼下の甲府盆地の先には南アルプスが全山見渡せました。昨年の6月に来たときにはこの頂上はガスってしまい全く見えなかったのです。例によって何時もの相方と2人だけの山行でしたが、外に登ってくる人もなく本当に静かな山でした。
今年初めての山行でしたが、幸先よく天候と静寂に恵まれました。世間は穏やかならぬ状況となっていきそうで、なんとも心許ないばかりです。それにしても、フランスでの抗議行動は全土で370万人を超えたとか。アジアの片隅に住む私たちの場合を考えると、あのような訳にはいかないだろうと、思わず嘆息してしまいます。民度の違いか歴史的背景の違いか、唖然としてばかりはいられないと思ったりします。

お馴染みの富士山ですが、右の方に振ると南アルプスの全貌が。