六法全書

「ブック・オフ」という便利な古本屋が近所にあって、なぜかはよく知らないけれどハードカバーの程度の良い本が100円で買えます。本を売る時にはかなり叩かれるようですから、その辺りが安く売れる理由かとも思いますが、そこでポケット六法を買いました。平成25年度版ですから1年落ちですが、たまに見る程度では十分なものです。今まであったものはかなり古いものでしたから、そのうち新しいものをと思っていた矢先で、半額程度で買えた良い出物でした。
私は法律の専門家ではないですから普段は六法などとは関係のない生活です。それでもほんのたまには法律に関わることに興味が行きます。そんな時のために六法が身近にあるととても便利なのです。さらにとてつもなく暇な時などは「民法」やら「刑法」、極めつけは「日本国憲法」などをめくります。私たちが日常過ごしている様々な事柄が、いろんな法律によって事細かく規定されていることに、あらためて驚くのがちょっと面白いのです。もちろん、すぐそんなことは忘れてしまいますが、何か困ったり、おかしいと感じたりすることがあると、その事が法律と全く無縁ではないと考えられるようになる、六法をたまに開くのはそういった発想につながるようです。
因みに、今年国会で物議を醸した集団的自衛権の「閣議決定」という代物は、どうやら「内閣法」の第4条「閣議」、第2項辺りが根拠となっているようで、国会の発議を経なくとも内閣総理大臣閣議で発議し、決めることが出来る案件という扱いとされたようです。まあ素人の六法読みですから違っているかも知れませんが、とにかく法律にはいろんな使い方があるということだけは分かります。お暇は時には六法を読むことをお勧めします。

そんなもの普通読みません。