円安が止まらない

昨日1ドル118円がついた為替相場は、急激な円安に歯止めがかからなくなってきた様相で、このままいくと1ドル120円も近いと思わせる展開です。円安で恩恵が得られてきた車や電気の産業の一部は、今後とも円安が続くことでの原材料価格の高騰と国内需要の落ち込みで、いつまでも呑気にして居られない事態に早晩気がつくことになると思います。
円安が国債価格の暴落を誘引することはすでに警告されていますが、現実の問題として“国債暴落、ハイパーインフレ”なんてことに成りかねない危惧さえ感じます。大体からして円安は私たちの国の資産価値が低くなった反映ですし、私たちの個人資産(まあ私は殆ど無いのであまり心配はもないのですが、それでも雀の涙のほどの貯金がさらに減ってノミの涙になるのは勘弁願いたい)の価値も低下する、つまり不利益を受けることになるのです。政府・日銀が先導して国や国民の資産価値を下げることに血道を上げるという、信じられない愚行をこれ以上野放しにすることはないと思いますが、何か勘違いしている方々も多くいて、安倍内閣の支持率は5割を少し下回る程度で推移しているようです。
“まったく何を考えているのよお”と言いたくなることしきりですが、昨日も書いたように、徐行運転などしなくて良いところをのんびり走り、渋滞を悪化させる御仁も多い国柄ですから、半ば諦めてはいます。
あ!総選挙があるのですね、700億円も使う国民的行事が。700億円あったらいろんなことが出来るでしょうに、政治屋たちは自分のお金ではないから気楽なもんです。あの連中の歳費を半分にして、定数もついでに半分にすれば毎年500億ぐらいは節約できる勘定ですから、総選挙よりは国民投票でもやってそっちの方の制度改革をしたらよいと思うのです。そうすれば700億円も有効に使われるということになり、私たちも意思表示をする甲斐があるというものです。

この中にわたしの全資産が・・・