博打の次は・・・?

特定秘密保護法、集団自衛権容認、ときて今度は博打推進だそうで、法案提出は一応超党派議員連盟らしいですが、政府も後押ししている“カジノ法案”が通れば、いよいよこの国も「戦後政治」の清算を完結して、新たなステージに踏み込む資金をも手にすることが出来る訳で、後に続くのは“吉原”復活ですかね。女性の働く場の拡大と推進と言う安倍内閣スローガンにも合うような気もします、ねえ。まあそこまではやらないでしょうが・・・ねー。本当はやりたい連中がうようよいる永田町界隈でしょうけど。
“カジノ”などと言うとなにか明るいイメージがして、私などはすぐ“ビバ ラスベガス”なんて古い映画を想い出してしまいます。しかし早い話が賭場の御開帳な訳で、やの字方面が専売でやってらした分野に素人さんたちが参入すると言う、そしてその上前をお上が掠め取ると言う、そこまでやって銭儲けしたいかと呆れてしまう話なのですが、本気で政府が音頭を取っていると言う、実にこのどうも開いた口がふさがらない、与太を聞かされているような気分なのです。
観光とカジノをセットとして売り出し、海外からの観光客の増加を狙う策だそうですが、この国は街並みを整備し、治安をさらに良くして、今住んでいる人たちが気持ちよく暮らせるだけで、充分に魅力のある観光地として海外からの注目を集められる、そんな条件を持っている世界でも稀な国なのです。四季折々の移ろい、二千年に及ぶ歴史遺産、極東の終着点としての独自文化、そしてお得意の精密工芸品、ハイテク製品など、これ以上に何が必要なのでしょうか。博打推進に現を抜かす人たちの頭には、花より団子、酒、肴、紅葉よりは丁半博打にルーレットぐらいしか浮かばないのでしょう。なんせ無粋な連中ですからねえ、“議員せんせえ”達は。あんな連中に毎年何百億円も税金を使っているなんて、考えただけでオゾマシイことなんですけどねえ・・・。

この写真みたいにピントが狂っているのね、 宰相は。