光 その3

光と言えば必ず出てくるのが渋谷のヒカリエで、はなく「相対性理論」です。「相対性理論」といえば「一般」と「特殊」の2セット用意されていまして、「一般」は重力を、「特殊」は光・光速を主なテーマとしている、などと物の本には出ております。ここではその違いについての説明は省きますが(要するに分からないので)、「特殊相対性理論」の主役である光・光速について私なりの感想を述べたいと考えているのです。
光の本体とも言える代物が「光子」という物体で、この物体は質量が無く真空中を秒速30万キロメートルというとてつもない速さでぶっ飛んでいるとされています。なんでそんなに速く動けるのか、質量が無いとはどういう物なのか、そもそも質量のない物が存在する理由は何なのか、もう解らないことだらけなのですが、“それでも光は飛んでいる”とばかりに現実には存在するのですから、もうこれは認めるしかないと観念するのです。話は外れますが、この「観念」という熟語はこんな場合にぴったりする言葉です。理屈ではなく“見ることは信じること”という、「観念論」などと蔑まれたりすることもありますが、とにかく、解らないけどそこに存在するものとして光が私たちのまわりにはあるのです。
普段私たちが見ている「色」は、光が物体にぶつかり、吸収されないで反射する一部の光を「色」として認識すると言われています。太陽の光はプリズムという分光器にかけると、ご案内のように虹が見えます。なぜ光があのような色を持つのか詳しくは知りませんが、まあ、それぞれの原子の持っている光の波長が何たらカンたらという説明も聞いた風な記憶もありますから、そんなところなんでしょう。
光速という速度を計るために科学者たちは大変な苦労をしたようです。そりゃあそうですよね、1秒間に地球を7周り半もするものをどうやって計りゃいいのよ、ってなもんですが、今ではレーザーを用いてきわめて正確に計測されています。1983年の測定では、秒速299,792.458キロメートルと記録され、これが公式な光速とされています。一体にどのくらい速いのか見当もつきませんが、人類が作った乗り物で一番速いとされる宇宙船が秒速16キロメートルだそうですから、やはり見当がつきかねます。

それで あなたは何を言いたいの?