憲法第9条にノーベル平和賞を

今朝の朝日朝刊に掲載されていた記事です。以前やはり朝日の声欄に“9条を世界遺産に”というのがありましたが、同様な趣旨であろうと思われます。ノーベル賞受賞に向けての署名活動も始まっているということで、ネット署名に私も早速しました。
ノーベル平和賞はその名の通りに世界の平和に貢献した人物や団体に贈られる賞ですが、かつて受賞した面々を見ると必ずしも妥当であったとは思われないことも多く、最近ではオバマ大統領の受賞時にも物議を醸しました。その点、日本国憲法第9条は少なくとも日本国内においては戦争の抑止力としてその機能を十分に果たしており、世界に冠たる経済力と高い科学技術を持ちながら核兵器に手を出さないという一線を守り続けました。もちろんその時々の政府によって、勝手な解釈と都合優先の挙句に世界有数の軍隊と軍事力を持つ国となってしましたが、アジア全体の戦争抑止には第9条が少なからぬ力を発揮したと思っています。昨日安倍内閣は武器輸出3原則の見直しと称し、条件付きでの武器輸出を認める決定を行いましたが、それでも第9条がある限り大っぴらに武器商人として商売をする訳にはいかないのです。
今後予想される集団自衛権の行使、憲法“改悪”、第9条廃棄などの動きをけん制し、戦争を放棄することの大切さを世界中にアピールするためにも、日本国憲法第9条のノーベル平和賞の受賞に向け行動を起こすことは有意義なことと思うのです。オリンピックなどに血道を上げるよりよほど平和に貢献できると確信します。

私も賛成です。