お花見

消費税増税を記念して井の頭公園の桜を観てきました。
まあ、スイカを使うと電車賃が1円単位になるというので、面白いから試したいと思ったこともあるのですが、天気も上々で、10年ぶりぐらいとなる公園は桜とヒトで満開でした。
このところ電車に乗る機会もめっきり少なくなって、おまけに中央線はさらに乗る機会が稀なので、高架となった小金井駅東小金井駅は隔世の思いで通過したのです。あの辺りの景色もだいぶ変りました。
意外と変わっていなかったのが井の頭公園で、吉祥寺の駅から公園口に出るゴチャゴチャした狭い道や、公園入り口付近の店の佇まいもさほどの変化を感じませんでした。ただ平日というのにヒトが多く、春休み中だから当然ですが子供や学生風の人達や、例によって老人たちで溢れていました。かく言う私もその中の一人だったのですが・・・。
外国人の花見客も目立ちました。あの辺りには昔から外国人も数多く住んでいましたからそう珍しくはないのですが、アジア系の観光客と思しき人たちが多く来ていました。今では井の頭公園が“吉祥寺”と並ぶ観光スポットなんでしょうか。
あそこの桜は古木が多く、枝振りや木肌がなかなか渋い風情なので、花の表情が引き立ちます。この辺りヒトと違うところで、まあ顔のしわも表情の内と言えばそうなんですが、どうも風情があるとは言えない場合が多く、実にこの見苦しくなってしまうという、などという馬鹿なことを桜に見入る若いお姉さんを見ながら思ったりしました。
つかの間の太平楽を楽しんできたと言う訳でして・・・。

井の頭公園の桜