電信柱の疑惑  その3

ではそのような意図及び潮流は何処から生まれるのかという、いよいよ問題の本質に迫るのですが、一言で言ってしまえば冒頭にも書いたような東電、その関連会社、永田町及び霞が関がグルとなったシンジケートにその原因があると考えているのです。何か証拠でもあるのかと聞かれれば、“それは無い”とはっきり申し上げます。私のごとき市井のぼんくらにはそのシンジケートのしっぽの先さえ掴めません。しかしああでもないこうでもないと考えていくとそこに行き着くのです。だってそうでしょう、どう考えたって電柱など汚いし邪魔だし、地下に埋設したほうが安全でメンテも楽だし、日本みたいな地震や台風の多い国にはもっともそぐわない施設の一つです。
電信柱は一般的なもので1本10万円前後と言われています。しかし付属設備や敷設費用を入れると数十万円となり、ものによっては100万円近くになるものもあって、日本全国の電柱需要はとんでもない数の本数となり、結構良い商売となるようなのです。特殊なものなので独占企業が幅を利かせている業界と思われ、“信号機と警察”と同じように電信柱と○○といった関係が必ず構築されていると容易に想像がつきます。それを先ほどのシンジケートが取り巻き、“電信柱推進、地中化絶対反対”構造が出来上がっていると、このように邪推する次第なのです。
つづく

まだやってるの