いよいよ告示だよねえ

なにやら混沌としてきた都知事選挙ですが、元日弁連会長、元厚労相、元首相と“元”ばっかりの候補が争う様相となっているようです。
私の都知事選挙に対する関心と期待は、まず反原発脱原発の候補が当選するのか、次に候補者が何を重要課題として都政にあたるのか、最後にそれらを実行できる能力があるのか、この3点に尽きるのです。私が都政の重要課題と考えているのは、震災対策、都市計画、行政の透明化などで、オリンピックなどは返上すればよいと考えています。福祉やら子育て支援、高齢化問題などは何処でもあげられる課題ですが、ルーチンと言うか定型型業務の中で十分に対応できるものでしょう。いま都政が進めるべき施策は、いつ起こるとも知れない直下型地震に対する備えと都市計画です。“予防”にかける費用と手間は惜しむべきではありません。大地震が来れば元も子もなくなってしまうのが明らかなんです。分かんないんだよね、そのところが、お馬鹿さんたちには。
また、森元首相や武藤元財務官僚など据えて、オリンピック組織委員会だか何かが立ちあがったらしいようですが、こちらも“元”○○ばっかりで、なんでこの国は元職の暇人が多いのか呆れてしまいます。本来元職の人たちは一線から退いたのですから、もう表には顔を出さずに静かにして居ればよいものを、どうしてああしゃしゃり出てくるのでしょうか。オリンピックは前回都知事選では大きな争点でしたが、今回はすでに既成のレールの上のこととして扱われています。最低でも見直し、出来れば返上するぐらいの議論が、この都知事選挙でなされて欲しいと思います。福島原発の事故処理さえ遅々として進まないこの国で、何が“運動会”だと言いたくなります。そうです、たかが”運動会”に莫大なお金をかける余裕などないのです。まったく馬鹿ぞろいなんだから。だいたい今どきのオリンピックは虚栄と欲の皮の突っ張った連中の薬漬けのドラッグパーティーみたいなもので、金まみれ、接待まみれの挙句に開く国際的馬鹿騒ぎなのです。もちろんパラリンピックも同様です。クーベルタンが見たらビックリすると思います、“これは何だ!”ってね。

私の元職