紅葉の蛾ヶ岳(ひるがたけ)

どう読んでも蛾ヶ岳(ががたけ)としか読めない「ひるがたけ」に、先週の金曜日に行ってきました。終日快晴で風も無く、朝の内には甲府盆地を埋め尽くしていた霧も晴れて、一望千里の眺望も満喫できました。朝の陽ざしの中での紅葉の森は文句なく美しく、一番乗りの山頂でゆっくりと早めの昼食をとって、新雪南アルプスの山並みを楽しんだのです。
眼下に甲府盆地を望み、その対岸には南アルプス、振り返ればこれも新雪に輝く富士山という蛾ヶ岳の山頂は、一昨年以来の二度目の訪問となりました。歩きやすい登山道と駐車場から1時間半ほどで山頂に立てる気楽さから、近頃ではなかなか人気の山らしく後発組も何組か登ってきました。いつもの相方と一緒の私たちの登山は、途中写真を撮りながらののんびり山行ですから、コース・タイムをかなり超過しての山登りです。また車を利用していますから、下山は元も道を引き返すことが多いのですが、行きと帰りでは見る風景が全く違うことに驚かされます。若いころは縦走登山が多かったので気が付かなかったことでした。がつがつ歩かず、ピークに拘らずにのんびり登ることの面白さが分かる年齢になったという、実にこの喜ばしいと言うか負け惜しみと言うか、結構な山行であったのです。もちろん下山後は温泉に直行して汗を流してさっぱりした、これまた結構な山旅でした。
そこで一句。楽しさも 中の上かな オラが冬始め・・・。盗作字余り

紅葉するつり尾根