さらにボケてきた・・・

先週のこのブログで、私は図書館から借りてきた本がすでに読んでいたことに、20ページほど読んでからやっとそのことに気が付いたと書きました。今週になってからその本をもう一度手にして読み始めたのです。ところが、読み進んでいくうちに今度は全く読んだ記憶がないことに気が付くのです。話の展開に全く記憶がない、ということはきっと読んでいないのです。おそらく頭の部分だけ読んでそのままにしてしまった、そう言うことなんでしょう。自分をそのように納得させて、さらに先を読み進みました。しかし、120頁ほど読んでから、“ああ、ここは知っている・・”とデジャブならぬ思いに捉われだしたのです。ここにきて私は愕然としました。これはマダラボケの典型的な兆候ではないか、痴ほう症の初期症状ではないか、この世の終わりだ末世だあ、とまあ大げさに考えたのでした。
しかし、よくよく考えてみれば、この手のことは以前にも幾度となく出現していたことであり、別にそんな大げさに驚くほどのことではない、日常ちゃめしごとの繰り返しだよ山ちゃん(因みに私の名前は、この“山ちゃん”とは全く関係がなく、あくまで単なる流れの中で使用しただけです)、と天の声が聞こえてくるのでしたが、このところこのような事態が頻繁に起きているようにも思われ、やはりこれは・・・と深い憂いに沈む浅い昼寝から目が覚めた午後1時40分の気怠さであったのでした。まったく・・・。
で、肝心の本はなんていう題名かというと、桐野夏生著「ダーク」なのねこれが。きっと読んでるんだ、でも忘れているんだ、もうボケだしたんだ・・・、参ったなあ。

魔の手