エジプトで起きていること

アラブの春」と言われた一連の民主化運動の先頭を走っていたエジプトで、事実上の軍部によるクーデターが起きてしまったことは、「民主化運動」のその後の困難さを浮き彫りにしましたが、いまエジプトで起きているデモや集会の最中に、参加者の女性への集団レイプ事件が多発しているとの報道がされていました。おそらく同じような事件は以前にもあり、たまたま今回明るみに出ただけなのかも知れません。イスラム教が極端な女性蔑視思想の宗教であることはよく知られていますが、一般に開発途上国での女性差別は先進諸国と違って、露骨で性暴力と結び付きやすい傾向があると言われます。いまエジプトで起きている女性への暴力は、そういった背景のもとで繰り返し行われていることなのでしょう。まったく宗教はロクでもないものでしかありませんが、その宗教を信じる女性も少しは目を覚ますべきでしょう。頭から真っ黒い布をかぶったり外国へ出ても髪をベールで隠したり、まあ信じるのは自由ですから何をしようと結構ですが、自らを守るのは自らでしかないのですから、自分の置かれている立場ぐらいは自覚すべきですよね。あの人達やたら美人が多いから、それだけでも襲われる確率が高いでしょうに。
それにしても、このレイプのニュースは日本の報道機関は全く取り上げていないようです。私は海外のニュースでこのことを知りましたが、耳ざわりの良い箸にも棒にもかからないようなニュースばかり取り上げるこの国の報道機関には、いつものことながらがっかりさせられます。物事を多面的に見つめること、これって報道の基本でしょうが、まったく。しかしねえ、デモや集会の最中に女を襲うなんて、私もデモや集会には数えきれないほど参加したけど、そんなこと考えてもみなかったし聞いたこともなかったですよ、なんて言う国ですかね・・・。
 

ヒトはどうしようもない生き物ね