投票率の低さは過去第2位

日曜日に行われた都議会議員選挙は、下馬評通りに自民が圧勝、公明と合わせて過半数を優に上回る議席数となったようです。注目の民主党は惨敗、維新も同様に惨敗でこれらもほぼ予想通りという天気予報をはるかに上回る精度での結果でした。意外であったのは共産党で、現有議席を倍増させる善戦でした。しかしこれは、消極的な選択によるものと思われ、自民党に反対する層の受け皿になっただけのようです。鬼の首をとったかのように“躍進”“倍増”と騒ぐほどのことではないと、共産党の方たちに指摘したいのですが、あの人達はこのところいい思いをしていなかったので、きっと浮かれているでしょう。次の参議院選でも同じ傾向となると考えていると、ほぞを噛むことになるやもしれません。
私としては何よりも投票率が下がったことに注目しました。もっと下がって30パーセントを割るぐらいになると俄然面白くなるのですが、当面は30パーセント台を目標として棄権者が増えることを期待します。とにかく今の選挙制度はあまりに詰まらないし、合理性に欠けています。万人が納得する選挙制度などあり得ないことは分かりますが、もう少し選挙民を楽しませてくれるものであってもよい訳で、どうせ民意などあてにならないし、多数派が正しいとも限らないのですから、せめて選挙に行くことを面倒がらない程度のパフォーマンスがあってもいいかと、しかしまあ、こう考えると益々投票には行きたくなくなるし、民主主義そのものに無力感を感じてしまうから思考停止にして、とにかくとことん投票率の低下に望みをかけるというか・・・。
 

果報は寝て待てよ