ホント?

オリンピックの開催に賛成する人が7割を超えたと東京都が発表しました。長いこと低迷してきた“招致支持率”がやっと上向いたと関係者は手放しです。でも“それってほんとですかと”と聞いてみたくなるような嘘っぽい数字なのです。だって私の周辺ではそんな声は殆どなく、反対もしくは無関心が多数を占めています。もともと私は少数派ですから、その周辺は少数派が多いと思われがちですが、それでも7割を超える人たちが周辺に見当たらないということは考えられず、あの“支持率”の裏には何か作為があるようなと、ゲスの勘繰りをしてしまうほどの数字に思えるのです。しかし、猪瀬都知事に空前の投票した都民ですから、案外とそんな数字も出るかと、改めて少数派の悲哀を ヤケクソ気味に感じる如月の朝 いと悲し、なんて与太の一つも飛ばしたくなるニュースでした。
考えてみれば、この国のスポーツ界は“体罰偏重、精神、根性優先”が伝統で、科学的、理性的、人権尊重などとは縁遠い世界ですから、そういった世界の方々が中心となって進められるオリンピック招致活動は、必然的にそれらの伝統を肯定的に受け入れることが出来る人たちがより多いとなります。休日に学校などで行われている子供たちのサッカークラブや野球クラブは、大人たちが大声を張り上げ怒鳴りつけながら練習するということが普通になっていて、周りの親たちはそれを平気で見ています。要するに、この国は体育会脳タリン系罵声体罰根性症候群が蔓延する土壌があり、往々にしてこの土壌は保守アナクロ体制順応異端排除症候群も馴染みなので、このところ表面化している体罰(これは暴力行為と呼ぶべき)や各方面で盛んないじめ(これも暴力)などと根っこは同じと思われ、オリンピック招致も都知事選の結果もそのように考えれば頷けるとも合点ともするのです。
私たち少数派がマジョリティーとなる日は神様の予定に入ってないのでしょうか。ねえ神様あー、あれ?やっぱり居ないんだ・・・。
 
 神は私なのに ほほほ・・・