政治家−来たる諸々の選挙に向けての考察 その4

話が少しずれてきてしまいましたが、見方を変えれば、政治家という人たちのことがよく分からないまま、危うい制度の中で自分たちの行く末まで白紙委任する、という現実を見つめなおす機会が選挙なのかも知れません。
しかし自らを政治の場に置かないとなれば、第三者にそれを委託するより手はなく、政治家という職業の人たちに何もかも丸投げ状態で済ませる以外に手はありません。政治家を取り巻く「支持者」と呼ばれる人たちを除けば、つぎの選挙までは全く蚊帳の外に置かれるのです。そういった現在の仕組みは、どこか不完全にも思えます。では外にどんな方法がある、と言われれば返答に困るだけで解決策など見当たりません。結局のところ、代議制というシステムが良心的に機能するように“努力”するしか無いのでしょう。
政治家という職に就く人あるいは就きたい人は信用できるのか、と言った疑問は常に付きまといます。「その1」の冒頭にも書いたように、政治家が何のために政治に関わるのかを理解することは、簡単には出来そうにないし無理なような気もします。それは他人をどこまで信じられるかという問いに繋がるものであり、正直言って私の度量の範囲を超えた問題でもあるのです。さらに言えば、この回のブログを書きはじめた時は、タイトルからも分かるように半分はおちゃらけであったのです。面白おかしく政治家について書いてみようと思って始めたのでした。けれど書いているうちに、かなり考えてしまいました。代議制やら民主主義やら、ヒトの本来的な性向についてです。
以上の到達点から言うと、このテーマに関する推敲は私の手に余るものだとの判断です。ですから結論めいたものはありません。こう言って逃げを打つことが最良であると決めたのでした。申し訳ありません。    おわり。

 
 終わった?