閑話休題 3

いよいよ都知事選挙が始まりました。前にも言いましたが、この都知事選挙はある意味では千載一遇のチャンスで、反原発と震災対策を、ことが起きる前に着手することが出来る最後の機会であると考えています。そんな思いもあって“政治家”について書き出してみたのですが、どうもうまく纏まらずそのままになっています。
東京がいま抱えている問題は複雑で多岐にわたっていますが、大地震が起きたら全てにわたって都市機能がマヒし、日常生活そのものの維持が困難となることは目に見えています。Xデイまでどのくらいの時間があるのか、予想される地震がどの程度の規模なのか、何一つ明確となっていないことばかりです。しかし、昨年の3.11以降の様々な流れを見れば、そう遠くない将来に、ほぼ確実に大地震が起きることが間違いないように思われます。「東海村」という原発を巻き込んでの震災は、東京を壊滅的な状態に陥れることになるでしょう。私たちにとって反原発と震災対策は“セット”なのです。
東京オリンピック招致に向けての基金が4000億円もあると報道がされていますが、まずその基金を震災対策に使うべきです。予防医療にかかる費用は実際の治療にかかる費用の数十分の1でも効果的です。同じようにことが起きる前にかける費用は、起きてからかかる費用から見ればはるかに少なく、だからこそ予防対策は対費用効果抜群の施策なのです。「転ばぬ先の杖」は年寄りだけの格言ではありません。
都知事を選ぶ物差しはこれで決めます・・・、なんて言うとまるで選挙の応援演説みたいな書きようですが、政治家をあまり使用していない私としても、都知事が誰になるかについては大いに関心と期待を持つのです。
 
 しかしねえ なぜそんな恰好で眠れるかね