気になっていること

昨日の朝日新聞朝刊で「金曜の夜 官邸前で」というルポが一面全てを使い掲載されました。首相官邸前で毎週開かれる反原発集会を扱ったものです。やっとマスコミも重い腰を上げたのか、と思われるようなルポでした。何度も言い訳のように書きますが、私はその集会にも参加していないので、その場の雰囲気というか、参加者の熱意などを直接感じることが出来ません。ですから、あくまで報道されたものでの判断ということになりますが、なかなか迫力のある、けれどその昔の集会やデモとは少し趣の異なるものという印象を受けました。組織的動員ではない「ベ平連」デモのような(ベ平連なんて言っても今ではねえ・・)、そんな性格を持った集会をイメージさせられます。だから、若い人達が中心となってワイワイやっているのかと思っていましたが、案外そうではなくて年配の人や中年の男女も集まっているようなのです。むしろ学生なんかは少ないようです(これが何とも歯がゆいのですねえ)。
きっと今晩もあるのでしょう集会が。もっとテレビや新聞がレポートしてくれると良いのですが、例によってマスコミはこの手の動きには鈍感で意図的に無視したりですから、あまり期待は出来ません。ここはやはり私も重い腰を上げなければいけないかしらん、などと思いはするのですが、いま一つ弾みがつきません。自分は観客でいても芝居は着々と進んでいくものと、都合のよい考えをしてしまいます。やはり歳はとりたくないものです。しかし、ほんとのことを言えば歳の問題ではなく、そういった集会やデモに参加することで何も変わらなかった過去の経験が、トラウマのように体の内部にあるのです。それが弾みを奪っているのですが・・・、やはり気にはなります。
 
特にコメントは無いわね