ギックリ背中

“ぎっくり腰”というのがありますが、あれと同じような症状が背中に来ることがあります。ひどい時には起き上がるのも一苦労で、寝返りも打てずにとんでもない目に会います。原因は良く分からず、加齢による筋肉の疲労蓄積なんていう理由などがつけられます。でも若い時にも起きるから必ずしも加齢とばかりは言えず、結局のところ、ぎっくり腰と同じで、突然やって来てそのうち去って行く症状なのです。そしてこの症状は繰り返し起こる症状であり、私は幾度か経験しています。ここ2日ばかりまたやってきました。今回来たやつは中程度の症状で、痛いながらも寝返りや起き上がることは出来ます。ただ背中全体の筋肉が硬直しているようで、体が思うように動きません。医者に行くと湿布薬と筋肉弛緩剤などを処方してくれますが、結局過ぎ去るのを待つしか手はありません。もうお馴染みの症状なので医者にはいかず、フェルビナクを貼ってじっと過ぎ去るのを待つのが対処法です。まったく体は全てにおいて順調に機能しないと、著しく不都合な道具となります。いってみれば微妙なバランスの上に成り立っている精密な機械ですから、一か所に不具合を生じてしまえば全ての機能に影響が出る訳です。まあ時々はそういった不具合を経験することで自分の体を見つめなおすきっかけとなるから、これも必要な生命維持活動であると思っています。なんと謙虚なことでしょう、我ながら感心してしまう負け惜しみです。要は“歳”なのですが。
 
 私なんか こんな恰好で寝てても そんな不具合はない。