金環日食

① 3,474 km                               約 0.27倍
② 12,756 km                                  1倍
③ 1,392,000 km                            約 109倍
④ 380,000 km                             約  30倍
⑤ 150,000,000 km                           約  11,759倍
 上に並べた数字は今日の金環食に関係ある数字です。
①は月の直径、②は地球の直径、③は太陽の直径です。④は地球から月までの平均距離、⑤は地球から太陽までの平均距離です。後ろについている倍数は地球を1としたものです。こうして並べてみると、月は意外と大きくそして遠い、太陽はとてつもなく遠いことがよく分かります。
この距離感覚は、地球を10センチ程度のテニスボールに例えると、3センチ弱の月への距離は3メートル、11メートル弱の太陽が1,176メートル先に輝いているといったスケールとなります。そしてこの3つの天体が一直線上に並ぶのが日食です。東京で次の金環食が見られるのは100年以上先らしいので、私はもう見られません。北海道では2030年の6月1日に観測できるようですが、それさえもどうなるやら先のことは分からず、早い話今回が最後の機会であったのです。
 でまあ、朝から雲の出具合に一喜一憂しながら、どうにかこうにか雲の切れ間に金環食を見ることが出来たのでした。すでに太陽は雲の中にあって、いま8時ちょっと前ですが部分食も見られません。でも、肝心なところは終わったので諦めましょう。よかった、よかった、冥土の土産が出来たのでした。

 
  金環食とは無関係です