桜が遅い

いつまでも寒い日が続き、考え起せばもう一月前以上から“春はそこまで・・・”と思っていたのがとんだ勘違いで、近所の遊歩道に植えられた河津桜がやっと5分咲き程度の状態です。
 春どころか依然として暗澹たる闇の中に置かれているのが福島原発で、2号炉内部は73シーベルトというとんでもない高放射線が飛び交っている世界だそうです。これは7秒間で致死量になる放射線量と言われ、今後の廃炉に向けての作業が難航するのは必至の状況となるでしょう。それにしても、もっと早くに状況確認が出来なかったのか、まったく東電の仕事はのろいと思います。料金値上げはあれだけすばやく出来るのですから、もっと迅速に事を進めるべきでしょう。しかし自分の不始末を値上げという方法で他人に押し付けるあの根性は、ある意味大したものと思いますが・・・感心は出来ません。
 今年の桜は満を持して一気に開花する心づもりで居るのでしょう。梅もまだ散る気配がなく、花全般の開花期間も長くなるでしょうから、百花繚乱の春を楽しめそうです。“花の雪散る 春の曙”といった風情が期待できます、地震が来なければ。

手力で春を