オリンピック誘致どころではない

 今年からいよいよ本格的に2020年のオリンピック誘致活動が始まろうとしている。石原都知事をはじめとする誘致推進メンバーの無責任体質お馬鹿連達は、前回の誘致活動では不明朗な会計処理が指摘されたり(私は誘致本部のズサンな金銭処理を本部職員から間接的にだが聞いたことがある)、都民の支持が5割そこそこでしかなかった事実をどのように考えているのだろうか。東南海地震や首都直下型地震の危険が現実的課題となってきている今の状況の中で、オリンピック誘致などに現をぬかす行為は、直前に迫った危機意識をマヒさせるために覚せい剤を打つようなものであり、そんな馬鹿なことに税金を使うなどは犯罪的であると言える。そもそも、原発事故の放射能によってあちこちが汚染され、事故そのものの収束さえままならぬこの国で、世界中から人が集まるイベントが開けるのか、冷静に考えれば子供でも判断がつく問題である。その辺りのことが理解できないアンポンタンには始めから誘致活動などする資格が無いのである。全く馬鹿としか言いようのない連中である。
 東京都は現在やるべきことが山ほどあり、また今やらなければ間に合わないことが目白押しに有るのだ。大震災が起きた場合の対策一つをとっても、未だ具体性に欠け実効性があるもののようには思えない。都民の帰宅問題だけでも課題は山積している。そんな中で緊急性も何もなくどうでもよいオリンピックなどは、ほかの国に任せておけばよいのである。都民の中で誘致活動に理解を示す人達がどれほどになるのか、住民投票でまず主権者の意向を確かめてから取り組むべきであろう。石原個人の勝手な思い込みのために東京都民が巻き込まれることは迷惑この上ない。都民をないがしろにして自分の前回の失敗を取り繕うような真似は止めるべきであろう。
     
   
      運動能力の低いヒトは私たちの真似しても駄目よ