蝋梅

 新春とか初春などと言いますが、季節は真冬になりたて、これからが寒さの本番です。この冬は先月の12月がやたら寒く、年明け後は上天気が続いていることもあって、やや寒さに“ダレ”が出ているかに思えます(と書いたら今朝は寒い)。しかし年寄りにはありがたいことで、近所の公園には蝋梅の花がちらほら咲き始めています。このまま春にという訳にはいかないでしょうが、蝋梅が咲き始めると梅やマンサクも順番待ちで咲きますから、気分だけは急に春めいてきます。
 冬になるのを待ちかねて、スキーや冬山に使う道具やらを準備したのは大分前のこととなります。あの頃は冬が待ち遠しかったから、花が咲き始めると少し残念な気持ちになった記憶もあります。今でも冬の山にハイキングで出かけますが、ピッケルもアイゼンもいらない陽だまりハイキングですから、のんびりとお昼を食べて帰りには温泉につかり、極楽の登山を楽しんでいます。歳を重ねると楽しみも幅が出来るようです。
 この国では毎月何かしらの花が咲き、季節ごとに大々的なイベントを自然は繰り広げてくれます。春の桜、夏の高山植物、花ではないですが秋の紅葉、冬でさえ山茶花や蝋梅を咲かせて公園や散歩道を彩ります。これだけの資源を有効に生かせたらと、いつも思っているのですがねえ・・・。
     
     正月のだらけきった態度の方です。