何か急に増税づいているようだけど

 東日本復興税とかで10兆円、B型肝炎救済で7000億円など、このところ急に増税づいた菅政権ですが、何でもかんでも増税でやりゃあいいってもんでもないと思うのです。
それに福島原発がらみの補償問題も、関連する直接間接の被害に対する対策費、その他モロモロを考えると、とてつもないお金が必要になりそうです。閣僚の皆さんは自分の懐が痛む訳ではないので、陳情に来る有象無象の方達にはホイホイ安請け合いをしているようですが、それらのツケをいったい誰が払うとお思いなのでしょうか。安易な増税で賄うとしたら馬鹿でも出来る愚策であり、芸なしの間抜けののろまのすっとこどっこいの為さり様と思うのです。
 国の予算は収入があって成り立つものです。税金は幾らでも出てくる打ち出の小づちではないのですから、すでに予算化された税収額を超える支出が見込まれる時、あるいは見込まなければならない時は、最小限の支出に留めるか税収以外の収入を検討することがセオリーです。それを短絡に増税で賄おうとするのは馬鹿でも出来る愚策であり、芸なしの…あ!もうこれやりましたね、じゃ別バージョンで言うと、無知、浅薄、凡愚、薄ら馬鹿、馬鹿たれ(やはりこの“馬鹿”が入る罵詈雑言というのはピンときますね)の脳なしのやることです。国の選良とも言うべき方がたの採るべき道ではありません。“無い袖は振れない”ときちんと言うべきであって、あとは工夫と才覚で乗り切る気概を示すべきでしょう。そうしてこなかったここ何十年かのツケが、いま溜まり溜まってとんでもない借金として国にあるのです。せっかく政権交代した者が前政権と同じ轍を踏むとはなんとも嘆かわしいことです。
 とくに東日本(これも福島、宮城、岩手辺りが中心でやや普遍性を欠くと思うのですが)のために10兆円の増税というのは土建屋とやくざを喜ばすだけの、とまでは言いませんが何か釈然としないものを感じます。一地方の復興のために全国レベルでのカンパを募るのであればまだしも、税金は一方的にふんだくってしまう訳ですから、それは一度国民すべてに聞いてから実行して欲しいのです。勝手にやってもらっては困るのです。そんなこと許せば政権政党はこれから何時でもどうにでも増税のカード使えることになり、ツケだけが私達に回ってくるというとんでもないご政道になってしまうのです。国会議員報酬や被災地域の議員報酬をまず最低賃金並みに引き下げてから提案すべきでしょう。何事も“隗より始めよ”と申します。

PS・明日から来週いっぱいは夏休みです。

私もお休み。