しかしねえ・・・。

 予想通りの、と言うかそれ以上の大差をつけて、青森知事選挙は原発推進もしくは容認の現職が当選しました。直前に民主党ドタバタ劇があったことも影響したかも知れませんが、今まさに原発がその危険性を十二分に発揮している最中に、と少しばかり首をかしげてしまう結果でした。
 福島でも福井でも青森でも共通していることは、“背に腹は代えられない”といったところから来る原発誘致なのでしょう。低迷する農業や地場産業がままならない今、金のなる木の原発にすり寄りたくなる気持ちも分からないではないのですが、安全神話が崩れ去った危険な施設の存続に懸ける度胸の良さに、なんと言って良いのか言葉を失う(これ言葉の彩です)思いです。くれぐれも東京のために犠牲になったなどとは言わないでください。
 ともあれ原子力委員会斑目だか出鱈目だかという責任者は、2007年の中部電力浜岡原発訴訟での証言で安全性を軽視するかのような発言をしていたらしく、つい先日の「私は何だったんでしょう」発言といい、あのような人が中心となった原子力政策などは信頼性の微塵もないと言われても仕方ないと思うのですが、それでもやっぱり地域振興優先なのですかねえ。
原子力で明るい未来・・」と言っていた双葉町の未来は絶望的になったのに・・・。

未来を見つめ・・・・る。