被災地の動物たち

 いつも何処ででも繰り返されることの一つに、災害に会った土地や人の周りに居る動物たちに対する無配慮な取り扱いが有ります。今回の震災や原発がらみの避難の折にもこのことが改善されていないようです。津波に流されて救助された犬が報道されましたが、おそらくヒトと同じくらい数の動物が死んだり流されたりしたことでしょう。原発避難地の動物もヒトがいなければ生きていけないにも拘らず多くが放置されているようです。家畜、ペットの別なく何とか手を差し伸べることが出来ないか、自分に出来ることはないか考えるのですがどうも良い案が浮かびません。考えているより現地に行って具体的行動をすることが大切、とも思いますが徒労に終わりそうで踏み出せません。勝手に捕まえたり保護することは飼い主以外難しいこともあり、また所有権の問題もあるので簡単には行きません。行政もヒトにはそれなりの対応をしますが、動物にはまったく配慮しないようです。NGOや一部の人達はすでにさまざまな活動を始めているといいますが、十分とは言えず苦労している様子です。私は今回も外野席で無力で偉そうなことは言えませんが、第一義的には飼い主が責任を持って保護すべきで、自分だけ逃げればよいというのでは如何なものかと思ってしまうのです。

私を捨てて逃げたら化けて出るからね。