選挙

 統一地方選挙の最中ですが何とも静かで、ご多分にもれずというか無定見というか自粛の風の中で、街宣は来ないしビラや街頭演説の雑音も無いので静かな毎日です。
 もともと期待の薄い行事なので丁度良い塩梅なのですが、本来はこれでは困るはずの参政権の権利行使を、どこでどう間違えたか役立たずの無駄金使いに変えてしまったこの国は、当然の帰結として投票率は下がり続けて止まらず、5割を切る権利行使も珍しくない危機的状況でも、まったく改善しようとしない関係各位の無責任ぶりを、有権者と言われる私達も含めて何とかしようと重い腰を上げるために、何らかの方策を考える時期に来ていると思うのです。
 そこで、マイナス投票制度というのを採用したらどうでしょう。これは“こいつだけは絶対当選させたくない”あるいは“こいつは嫌い”などのマイナス点を加味した投票制度で、誰も投票に値する候補がいない時にはこのマイナス投票を嫌な候補、落としたい候補にするのです。そうするとマイナス投票を受けた候補は、通常の投票数からマイナスカウントされて最終投票数となるのです。大した意味も無いかもしれませんが、いくらかの溜飲を下げることが出来ます。
 特に今回の都知事選挙などは、投票すべき候補などまったくいないに等しい選挙で、本当に困ったこととなっているのです。訳の分からない飲み屋のおっさんや三流お笑いのなれの果て、おまけに出ないと言っていたボケ老人も出てきているのですからまいってしまう選挙なのです。まいっちゃうよなあ、本当に。

困ったなんて言ってないでなんとかしたら。