東電はあああああ・・。

 もう何でもありの東電ですが、ほんとに原子炉は大丈夫なんでしょうか。
計測器が振りきれるほどの高濃度汚染を前にして、おまけに測定ミスまでやらかすとは、まったく困ったものでは済まされないからまいっちゃうのですが。私は外野のヒトだから憶測推測で言ったり書いたりしますけど、あそこの会社は親方日の丸体質の国策会社で、聞くところによれば原発の仕事に従事する現場作業員は、ほとんどが下請けや非正規の職員であるといいます。この構図は天下りの「公団(いまは独法)」などと似ていて、責任者にロクな管理能力がなくても平時であれば事が進むシステムで、いざ事が起きたら収拾がつかなくなるし管理者は対応できないといった最悪の結果をもたらす、そんな組織ではないでしょうか。      
 その昔、東電の社員に知人が居ました。その人は電柱に登ったりして工事する現場の職員で、自分の仕事にかなりの誇りを持って働いていました。今では考えられない労働環境です。東電に限らずこの頃では現場だけでなく事務管理の分野まで、派遣や非正規の職員が目立ちます。下請けや派遣制度を採用することで会社本体の利益率は向上するでしょうが、働く人たちの環境が悪化することは明らかで、それに伴う様々な負の問題が起きています。今回の原発内で起きている一連のミスや対応のまずさは、そういった労働環境の中で生み出された人災害ともいえるように思えます。
 この際ですから、東京電力は雇用促進ともなるはずの労働環境の抜本的改革と役員の総入れ替えを断行し、その上で原発の是非を含めての会社再建策を論議すべきではないでしょうか。政府はその議論に積極的に関与すべきです。さらに言えば、労働環境の改善は東電のみならず全ての産業(公務職場も含め)に言えることですから、国はガイドラインの作成など一定の規制を含めた法的な措置をとることが必要であると思います。このままヒトを使い捨て状態で利用することは社会的犯罪です。

私は使い捨てにはなりません。