ネットカンニング?

 京大やら早稲田やらで、入試時にネットを使ったカンニングが話題となっています。しかし実際にカンニングしたのかどうかはまだ不明で、答案の中にネットで回答された答えが使用されていればカンニングが成立する、と言うことになるのでしょうが、試験制度の根幹を揺るがすかのような大騒ぎです。
 でも、カンニングして入ろうが何で入ろうが、日本の大学は“入ってしまえばこっちのもの”と言った傾向が強く、受験時に一問出来たか出来ないかで騒ぐほどの教育はしてないのではと思います。今回の出来事も合格そのものが目的というよりは、むしろ愉快犯的な意図が見える気がします。何かとんでもないことが起こったかのような取り扱いを、マスコミや政府及び関係者もしていますが、現行受験制度の、さらに言えば現行大学教育の在り方に対する痛烈な「おちょくり」とも思え、警察まで動員しての馬鹿騒ぎはまさに実行した人(人達)の思惑通りに事が進んでいるように見えます。
 当事者でない私は今回の出来事を面白く見ていますが、以前韓国で起きた同様な事件を参考にして仕組まれたのか、あるいは新手の取り組みなのか興味は尽きません。それにしてもあの数学の問題はなんでしょう。設問が分からないことはもちろん、回答もさっぱりでした。あれで正解かどうかも当然分かりません。受験生はあれ分かるんでしょうか。

なに? 私数学なんか分からなくてよ、ほほほ・・。